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2022年7月

Critical Care EEG Terminology: ACNS 2021

新しい施設は持続脳波検査を積極的に行うことが出来るため日々勉強させていただいております。このcritical care EEGの領域は実際にどれだけ経験したか?勉強したか?がとても重要な分野です。脳波は従来言葉の使い方も人によって違って訳わからない・・・と思われてきましたが近年用語の整理がすすみとても分かりやすくなっています。全てを訳すだけだとDeepLの方が圧倒的に優れているので、重要なポイント […]

心肺停止後の神経学的予後

これは倫理的な意思決定支援などにおいて極めて重要かつ慎重な判断が要求されるテーマです。Neurologistがコンサルタントとして関わることも多い領域だと思います。以下ガイドラインを元にして内容をまとめます。”European Resuscitation Council and European Society of Intensive Care Medicine […]

下垂体卒中 pituitary apoplexy

日々こつこと臨床を続けていると苦手分野が洗い出されありがたい限りです。下垂体卒中は1950年にBroughamらが5例報告で最初に”pituitary apoplexy”と名付けました。”apoplexy”はよく昔の先生が「アポった」と表現されることがありますが、元々はギリシャ語で日本語では「卒中」を意味します。下垂体卒中は神経内科医にとって意外とア […]

イラストで理解する「てんかん重積」

この記事は初学者向けにてんかん重積のイメージをつかみやすくするため比喩とイラストを用いて解説したものになります。よく「てんかん重積」は「火事」に例えられます。この例えは様々な書籍でされており私の新規性は一切ありません。唯一イラストは私が自分でいそいそと書いた独自のものです。理解の参考になりましたら幸いです。この記事では以下の例えを使用し、対応関係を先に記載しておきます。 ・家=脳・火事=てんかん重 […]

レジデントノート「めまい診療 根拠をもって対応できる!」2022年8月

私も執筆に関与させていただいたレジデントノート「めまい診療 根拠をもって対応できる!」が発売となり紹介をさせていただきます。編者は救急で大活躍されていらっしゃる旭中央病院の坂本壮先生が担当してくださっており、私は「脳梗塞」のチャプターを執筆させていただいております。現在私が所属する病院でも良く話させていただいている内容をまとめさせていただきました。めまい診療は「鬼門」ですが、お手に取っていただき今 […]

CIDP EFNS/PNS Guideline 2021

「もう2022年の夏だよ!今更記事作っても遅いよ!」と言われてしまいそうですが・・・、1年遅れでCIDPの新ガイドラインについて簡単にまとめたいです(完全に自分の理解のためです・・・)。CIDPに関しては過去こちらにまとめていますのでご参照ください。前の記事に書き加えると収集がつかなくなるため前の記事とは別に新しい記事にしています。この記事は全体をただ訳すことが目的ではなく、一部私の意訳やコメント […]

CGRPモノクローナル抗体:片頭痛予防薬

片頭痛予防薬として新たに出現してきた薬剤です。片頭痛一般に関してはこちらをご参照ください。調べていきながら少しずつ内容をupdateしていきます。 作用機序 ・カルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide: CGRP)シグナルに関する機序です。・CGRPは三叉神経から放出され、血管平滑筋に作用し血管拡張をする作用があります(三叉神経血管反射)。片 […]

椎骨動脈解離 Vertebral Artery Dissection

古い文献は椎骨動脈の典型例が主体ですが、近年画像診断が向上していることで様々な臨床像にvariationがある椎骨動脈解離が指摘されるようになってきました。また1点注意を申し上げると頭蓋「内」と頭蓋「外」できちんと分けて考える必要があります(特にSAHを合併するか?しないか?の点で区別が重要)。この記事での主題は基本的には頭蓋「内」の椎骨動脈解離に関してですが、一部頭蓋「外」の椎骨動脈解離に関して […]