頸椎症性筋萎縮症 CSA: cervical spondylotic amyotrophy

病態

・頸椎症に伴う神経障害の代表的なものは1:頸椎症神経根症と2:頸椎症性脊髄症の2つです。1:頸椎症性神経根症は神経根性疼痛と髄節性の感覚障害(±運動障害)を主体とし、2:頸椎症脊髄障害は索路障害+髄節性の運動・感覚障害を主体とする病態です(頸椎症性神経根症、頸椎症性脊髄症に関してはこちらをご参照ください)。
・ここではこれらの感覚障害や索路障害をほとんど伴わず髄節性の筋力低下・筋萎縮といった下位運動障害を主体に呈する「頸椎症性筋萎縮症」に関して解説します(もともとKeegan型頸椎症と呼ばれていたものも含まれます)。病態に関しては前根もしくは脊髄前角(圧迫もしくは循環障害による虚血)が頸椎症により選択的に障害される機序が考えられています。 read more